第23回 WordPressにコンテンツスライダーを組み込む

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Webサイトの顔に何を掲載するか?

いうまでもなく、サイトの目的にそって、優先順位の最も高い内容を掲載しなければなりません。商品・サービスの販売増なのか、企業イメージを正しく伝える広報なのかなどです。

ただ、実は大概どれも大事で、優劣をつけることは困難な場合が多いと思います。経営者なら、できればどの目的も、しっかりと全力でアピールしたいというのが本音ではないでしょうか。

残念ながら、Webサイトの画面は有限です。そのために、どこに何を掲載するかは、場所取りとなります。

しかもスマートフォン(スマホ)でもふつうに、しっかりと閲覧してもらうための、綿密な仕組みも同時に実装しなければなりません。そもそもパソコンの大きい画面ばかりではなく、スマホの小さい画面の範囲でも、最初からきっちりと伝えることができなくてはなりません。

それが「ファーストビュー」の考え方です。スマホでは、スクロールしないでみてもらえる範囲は、より限定されています。つかみはOKでしょうか?

限られた画面スペースを有効に活用する方法

そのひとつの方法として、サイトの顔に設置する情報自体を、入れ替える方法があります。それも自動的に、適度な間隔で切り替わるように。

実はこのやり方は、今に始まったわけではありません。かつてはAdobe Flashというアニメーション技術が標準だったときに、すでに取り入れられています。今とくらべて制作と導入が大変でした。そのかわり、最近ではあまり使われない言葉ですが、よりインタラクティブにWebサイトの顔というコンテンツを、楽しむことができました。

WordPressの誕生以降、この流れが大きく変化しました。機能は限定されても、誰でも簡単に、トップページのメインビジュアルを切り替えることができるようになりました。これがコンテンツスライダーと呼ばれ、Adobe Flashの考え方を引き継いでいます。

コンテンツスライダーとは?

文字通り、コンテンツ(この場合は画像データ)を自動的にスライドする仕組みです。スライドショーと呼ばれる場合もあります。

構成は至ってシンプルです。1枚の画像を1テーマとして、その中に写真やイラストと、キャッチコピーなどの文字情報を組み合わせます。本来はそれでサイトの顔になったデータを、1枚だけではなくて、数枚(3〜5枚)用意します。

これにより、限られたファーストビューのスペースを最大限に活用することができるようになります。

もちろん、スマホなどの使用で画面サイズが小さくなったとしても、自動的に比例して小さく、見やすく表示されることは言うまでもありません。なお、これがレスポンシィブ・デザインの考え方です。

WordPressで導入する方法(プラグイン)

WordPressでは、このコンテンツスライダーの利用が、プラグインとして大変に取扱いやすくなっています。しかも大半のプラグインが、無料で利用することができます。多くの種類が発表されているので、おすすめのコンテンツスライダーと検索してください。

ご参考までに、これらのプラグインに共通の設定方法について、簡単にまとめました。手順はだいたい以下の通りです。

(1) まずは1枚1枚のスライドを丹念に作成する(ここはプロのデザイナーの仕事)
(2) ご自分の目的に合ったコンテンツスライダーのプラグインを導入する
(3) スライダーの枠組みデータを作成する
(4) (3)でつくった枠組みデータに、(1)で用意したスライドを当てはめる
(5) スライドの順番や、表示と切り替えスピードの調整をして保存する
(6) 指定の方法で、WordPressに取り込む(ショートコードなど)

まとめ

Webサイトのトップページを、ただ単に恰好良く見せるためだけに、コンテンツスライダーを使うのではなく、実は重要な機能があることを説明してきました。それが、限られた画面スペースを有効に活用することです。

さらに、WordPressのプラグインのしくみで、簡単に実現できるようになっていますが、スマホ利用者への対応も大変重要です。

多くの課題を同時に叶えてくれるコンテンツスライダー。導入をされていない方は、これを機にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。