第25回 WordPressをマーケティングに活かす方法(後篇)

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オウンドメディアの考え方

オウンド(Owned)は、自ら所有するという意味です。よって、オウンドメディア(Owned Media)とは、自ら所有するメディア(媒体)を指します。その典型が、Webサイト(ブログ)です。

さて、このことは従来のメディアとの関係からは逆転し、画期的のことのように思われますが、そういうことではありません。それは、Webサイト(ブログ)の価値が上昇して、活用範囲が広がったことを意味しているだけだからです。

また従来のマスメディアの影響力が、低下したということでは決してありません。インターネットの使われ方が、どんどん変遷してきているたけのことではないでしょうか。

では、マーケティングを進めるうえで、「オウンド」メディアを活用するポイントはどこにあるのでしょうか。以下解説したいと思います。

他のメディアやSNSとどのように関連したらいいのか?

(1)他のメディアに対して
そもそも、これまでWebサイト(ブログ)をメディアと考える意識がありませんでした。そこで、まずは考え方を変えていく必要があります。新旧メディアの抗争というより、拮抗ととらえるほうが自然です。なぜならマスメディア自体が、Webサイト(ブログ)を活用していることと、そのためにマスメディアへのアプローチが、簡単になってきたためです。

(2)SNSに対して
より簡単で、即時性のあるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、機能を使い分けて、自然な連動が必要になってきました。その際の鍵は、スマートフォンなどの携帯端末が握っています。これらの機器によりいつでも、どこでも、だれとでもつながっている状態を保つことができます。

否応なく、この生活習慣の変化は、商品購入までの意思決定の過程に変化をもたらします。「口コミ」評判の、質と量が激変しました。

では、企業はそのような環境で、自社のWebサイト(ブログ)をどのように考え、運営すればいいのでしょうか。

オウンドメディアならではのマーケティング活動とは?

前項を踏まえ、要点を以下の通りまとめました。

(1)Webサイト(ブログ)を通じて、顧客と直接にコミュニケーションを行う
(2)よりアクセスされやすくするために、SEO対策やレスポンシィブ対応を行う
(3)サイトへのアクセスで、マーケティング活動が完結するようにランディングページを用意する
(4)あくまで活動の補完のために、マスメデイアやSNSを活用する
(5)サイト管理の優先順位は、計画→コンテンツ→システム管理の順番
(6)顧客対応をきっちり行う(次項参照)

WordPressには顧客対応窓口のツールもある!

CMS(コンテンツマネジメントシステム)としてのWordPressは、Webサイト(ブログ)を更新する手段として有用です。そればかりではなく、下記のような機能をプラグインによって、補完できるようになっています。

(1)CRM(顧客関係管理)
WordPressを使って、顧客が送付した問い合わせ内容を管理できます。簡易的なCRMとしても利用することができます。

Flamingo
https://wordpress.org/plugins/flamingo/

(2)顧客対応窓口(チャット)
顧客が購入前に、自社商品の問い合わせをする手段として実現可能です。そのために、WordPressのプラグインを実装します。メールではなくチャット機能を使い、その場で回答し、購買につなげる仕組みです。以下のプラグインがもっとも使いやすく、評判が高いようです。

Zopim Live Chat(日本語対応)
https://wordpress.org/plugins/zopim-live-chat/

(3)オンラインレッスン予約システム
顧客(受講者)が営業時間内に電話をかけ、空き状況を確認したり、予約をすることから解放されます。受講者自身により、自らのスケジュール管理ができるようになるからです。このプラグインで、受講者への利便性の提供とともに、事業者自らの手間を削減することもできます。

WordPressプラグイン OLB (Online Lesson Booking)
http://olbsys.com/

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。WordPressをマーケティングに活かす方法の後篇として、オウンドメディアを解説してきました。そして、今後の「自ら所有する」メディアとしての可能性を、WordPressの特化型のプラグインによって探りました。

この新しい流れのなかでは、マーケティング実務者にとっても、代表的なCMSであるWordPressの行方は、当分目が離せそうにもありません。