第43回 他のCMSを知り、WordPressを再認識する!

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CMSのここがすごい!

CMS (Contents Management System)とは、Webサイトの効率的な運用を助けてくれる優れた仕組みです。CMSがなければ、いま存在する膨大なインターネットの情報量には、到達できなかったでしょう。

さて、個々のページの作成や維持には、決まったやり方があります。これを仕組みとしてまとめて、いつでも、どこでも、誰でもある程度簡単にしたのがCMSです。

そして、一度導入したらずっと使い続けなければならないものではなく、Webサイトの目的に応じて、機能を拡張し進化させることができます。インターネットの関連技術の進展とともに、ますます充実してきています。

そんなCMSにも、多くのブランドが登場してきました。そこで、次章では有名なCMSを選び、特徴を整理します。全てを網羅することは不可能なため、比較的情報量の多いものに厳選しています。

主なCMSの特徴

この章では、代表的なものを取り上げ、個々の特徴をまとめています。これによりわかることは、機能を特化したCMSが増えている傾向です。万能ではなく、専門性の追求です。

(1) concrete5 (コンクリートファイブ)
http://concrete5-japan.org/
洗練されたデザインのWebサイトを、直観的に作成できます。ビジネスサイト制作者向けです。簡易インストールなどを導入している、レンタルサーバー業者も増えています。

(2) Drupal (ドルーパル)
http://drupal.jp/
米国の大手ビジネスサイトに多くの導入実績があります。日本での知名度と日本語の情報量は、いまひとつのようです。より多くのOS環境で動作します。

(3) EC-cube
http://www.ec-cube.net/
EC(電子商取引)に特化したCMSです。セキュリティや決済、販促から物流まで商売に関するサービスが、一挙に手に入ります。日本製で、サポートも安心です。利用可能な国内レンタルサーバーも揃っています。

(4) Moodle (ムードル)
https://moodle.org/course/view.php?id=14
eラーニング(学習管理)に特化したCMSです。国内でも導入している大学などの教育機関が増えています。教材や進捗管理、理解テストなどの仕組みが揃っています。

(5) Wix (ウィックス)
http://ja.wix.com/
厳密には、従来のCMSに分類しない場合がありますが、目的と機能面ではCMSと筆者は考えています。今後の動向として気になります。それは、あらかじめ機能を絞り、高いデザイン性を備えているばかりではありません。ホスティングが含まれているため、悩みがちのレンタルサーバーのことを考える必要がないからです。ビジネスサイト向けには有料プランが用意されていて、独自ドメインで公開も可能です。WixのほかにもweeblyやJimdoなどのサービスも定着してきています。

WordPressの長所と短所

では、WordPressにはどのような特徴があるのでしょうか。実際に利用して感じた点を、以下の通りまとめました。

(1)長所
・圧倒的な拡張性により、なんでもできるWebサイトを手に入れることができる
・大元のプログラムと大半の拡張機能(プラグイン)が無料
・日本語の関連情報が豊富で、トラブル時でも安心
・カスタマイズサービスを提供する業者や個人が世界中にいる
・SEO(検索エンジン対策)に強く、アクセス数を増やす仕組みが備わっている
・多くのレンタルサーバー業者が、簡単インストール機能を導入している
・ブログ公開は比較的簡単

(2)短所
・サイトと管理画面の表示が遅くなりがち(プラグインの多用も原因のひとつ)
・安全な公開とその運用には、相当の知識と経験が必要
・機能の多さなど初心者向けでなく、いきなりWebサイトを公開することは困難
・メニューなどの英語表記があり、英語が不得意な方には使いづらい
・ビジネスサイトには、デザインやレイアウトのほかメニューにもカスタマイズが必要

あらためてWordPressとは

華々しいWebデザインの趨勢を支える、最も人気の高いプログラムです。そしてオープンで、どんどん拡張していくWebサイトの管理手段です。

現状では業界標準ですが、この先ずっとこの状態を維持していくか誰にもわかりません。おそらくWordPressの次世代や、さらにその先の開発も進んでいると想像できますが、果たしてどのような未来が来るのでしょうか。その登場によって、Web制作の手法が大きく変革したように、利用者の敷居が今後さらに低くなるかを見守っていきたいと思います。

最後に

WordPressというキーワードでいろいろな面から注目して、これまで記事を書いてきました。これまでお読みいただき、ありがとうございました。皆さまの日常の業務に少しでもお役に立つことを、心より願っております。