第37回 WordPressで多言語サイトの構築する!

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Webサイトを翻訳する必要とは?

どちらのサイトでも、無理してまで実施する必要はありません。その基準は以下の通りです。

(基準1)  サイトの目的と内容が、日本人以外を主な対象としているか
(基準2)  コストや手間をかける覚悟があるか
(基準3)  インターネットのサービスである機械翻訳の精度に、不満足かどうか

もし上記の3つのポイントをクリアしている場合は、多言語サイトの構築にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

わかりやすい例では、海外に商品やサービスを販売している日本企業(グループ)が、広報目的で、企業概要を公開する場合が挙げられます。その場合日本語以外に、まずは英語の表記が考えられます。ただ中国語やスペイン語など、非英語圏の母国語対象者も想定しなければなりません。

以上のように、実施したいことは非常にシンプルで、理解は容易ですが、その実現や維持はどのようにすればいいのでしょうか。次項では、このポイントについて解説します。

翻訳したページの管理方法

いきなり高度な手法をとるのではなく、必要に応じて手法を選択することをお勧めします。

(ステップ1)  日本語と同一ページ上に、必要な翻訳文章のみを掲載
(ステップ2)  同一サイト内に単独の翻訳ページを新設して、既存のページよりリンク
(ステップ3)  言語別にサブディレクトリ(別フォルダ)を設けて、翻訳ページを集約
(ステップ4)  サブドメイン(ドメインの前に名称追加)にして、別サイトのように分離
(ステップ5)  完全に別サイト運営(国別にドメインを取得し、個別ページを用意)

ステップ5は多国籍企業の場合で、各国のサイトを、現地のWeb管理者が運営している状況です。そこでは翻訳はもちろんコンテンツと管理に関して、さまざまなルールにそって実施されています。

なお、翻訳の対象となる日本語の文章は、記事本文だけではありません。以下も変更する必要があります。

・ページタイトル
・キャッチフレーズ
・メニュー
・写真やイラストに埋め込まれている説明文章
・動画内の説明文章やナレーション
・各ページに埋め込む要約文章やキーワード(SEO対策)
・WordPressなどCMSの場合、管理者用の画面に表示されている文章

次項では、いよいよWordPressでの運用事例を紹介します。ここでも、専用のプラグインが活躍しています。

WordPress専用プラグインの紹介

以下の3タイプに分類できるのではないでしょうか。

(タイプ1)   インターネット上の機械翻訳サービスを取り込む
プラグインGoogle Language Translatorを利用するだけで、手軽にグーグル翻訳のサービスにより、多言語サイト化できます。数多くの言語に対応している、優れた手段です。本格的な多言語化の前に、まずはトライアルで導入することができます。

(タイプ2)  翻訳済のデータを投稿記事へ追加し、効率的に管理する
多くのプラグインはこのタイプです。その中で、無償のPolylangが使いやすいのではないでしょうか。それは、管理画面での操作だけではありません。日本語なら/ja/、 英語なら/en/など、Web公開時に設定をするURLを、言語毎に識別する方法がわかりやすくなっているからです。

(タイプ3)  タイプ2に加えて、人の翻訳サービスをセットで利用する
有償のWPMLが、最有力ではないでしょうか。コストと時間はかかりますが、最高の品質で翻訳ができ、優れた多言語サイト化が実現します。

注意点

致し方がないことですが、やはり翻訳の質が問題になります。特に機械翻訳には留意した方がよさそうです。近年その精度は上昇していますが、やはり自然な翻訳には無理があると考えます。

なかでも、母国語の言語にてページを閲覧時に痛感します。例えば、間違いではないけれど、ニュアンスや言葉の微妙な言い回しに、違和感のある場合を想定しましょう。このときコンテンツばかりでなく、極端な場合には、サイト全体の内容に信頼感を低下させてしまう危険性があります。

そのため、ビジネスの根幹にかかわる部分については、高品質な翻訳を行うことが必須となります。自信のない多言語サイトの運用は、命とりになります。

まとめ

ここまで、いかがでしたでしょうか。たかが翻訳です。しかし、ビジネスの状況次第では優先度が高く、困難な課題と考えています。確かにインターネットには国境はありませんが、言葉の違いを解消することは、そう容易いことではありません。Webサイトの運用方法をも左右するので、慎重でありたいものです。

参考サイト

【Plugin】Google翻訳の自動翻訳を利用できる「Google Language Translator
http://www.hiskip.com/wp/plugin/site-manage/translate/1840.html
http://netaone.com/wp/google-language-translator/

WordPressのプレミア多言語化プラグインWPML
https://wpml.org/ja/
http://www.e-agency.co.jp/column/wpml.html

多言語対応化WordPressプラグインならPolylangが秀逸!その特徴と使い方
http://locatimefree.com/polylang-wordpress-plugin-for-multilingual-sites/

クラウド型翻訳ツール「ヤラクゼン」がWordPressに対応
https://www.yarakuzen.com/release-yarakuzen-wordpress
https://www.yarakuzen.com/wordpress

WordPress で多言語サイトを作成する
https://wpdocs.osdn.jp/

WordPress の多言語化で考えることとプラグインの比較
http://nskw-style.com/2015/wordpress/multi-language-plugins-list.html