第33回 日本語のきれいなフォントを利用する!

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morisawa

そもそもフォント(書体)とは?

難しい定義はさておき、文字の書体の種類を一般的にフォント(書体)と呼んでいます。明朝体やゴシック体などは、どなたでもふだんからお世話になっていると思います。たかが書体ではありません。当たり前すぎて、その存在すら意識しませんが、私たちが文章にふれるときには、なくてはならない仕組みです。では、なぜそんなに大切か次の項で説明します。

フォントはなぜ大切か?

以下の3つの理由があると考えています。

(1) 生活のあらゆる場面での利用
フォントは、けっしてパソコンのモニター経由だけでなく、パンフレットなど紙の印刷物や、屋外の看板でも利用されています。

(2) 膨大な情報を、整理して届けてくれる
読む人に快適で、ストレスを低減して情報を文字にして届けてくれます。長時間利用するため目に優しく、読みやすくそして洗練されたものになっています。決して、突飛で目立つものだけが、デザインとして求められているわけではありません。

(3) 日本語を正しく表示してくれる
当たり前ですが、アルファベット26文字違って、日本語には膨大な文字数があります。しかも、ひらがなとカタカナが混在しています。これらを一挙に、正しく表示する仕組みは、もしかしたらたいへんに驚くべきことかもしれません。ひとえにフォント開発者のこだわりから、この利便性を享受できているといえるのではないでしょうか。

それでは次に、インターネットでWebサイトを利用するときには、どうなっているかについて、簡単に探ってみたいと思います。

Webサイトのフォントは誰が指定し、どのような流れになっているか?

以下の4つのステップに単純化できます。

(1) Webサイトの制作者が、各ページに使用するフォント名を明記する
(2) 利用者が、そのサイトにアクセスする
(3) 利用者のパソコンのブラウザ(閲覧ソフト)が、フォントを自動的に判別する
(4) パソコンのモニターに表示される

では、いよいよ本題のWordPressのフォントについて、これから解説していきたいと思います。基本的には、上記の4ステップの流れに相違はありません。

WordPressのフォントの初期状態

まずは、選択したWordPressのテーマの設定次第です。通常、日本製のものは日本語のフォントがあらかじめ設定されています。一方、海外製のテーマは、さすがに日本語のフォントが最初から指定されていることはまれです。

だからといって、海外製のテーマでは一切日本語は表示されずに、文字化けしてしまう訳ではありません。自動的に日本語は表示されます。ただし、ふだんあまり使用しないようなフォントに置き換わることが多く、決して見やすい状態ではありません。

このままの場合には、写真や動画中心のWebサイトを公開しているならともかく、サイト利用者にとっては見づらいのではないでしょうか。ストレスが発生して、せっかく訪問したけれど、滞在時間が短く、他のサイトへ移動しがちです。そうならないために、WordPressには解決方法があります。

WordPressでフォントの設定方法

さいわいWordPressには、フォントの指定方法について、多くの情報が共有されています。大きく分けて、以下の3つの方法があります。

(1) WordPressのテーマのプログラムに書き込む方法(無料)
テーマのスタイルシートに、直接フォントを指定する方法です。メイリオ(Meiryo)、ヒラギノ(Hiragino)、MSPゴシック、sans-serifなどを複数明記します。これらの順番には優先順位があります。利用者のブラウザが対応していない場合は、その次のフォントを表示する仕組みになっています。なお、テーマのスタイルシートに直接書き込むと、後で管理が大変になるため、代替手段(子テーマ作成など)をとります。

(2) WordPressのプラグインの助けをかりる方法(ほぼ無料)
上記(1)の実施が困難な場合には、ここでもプラグインを使用します。手軽にできますが、日本語での利用がやや困難との印象があります。

(3) フォントベンダー(メーカー)のサービスを利用する方法(基本は有料)
「Webフォント」と呼ばれるサービスに申し込み、フォントを変更する方法があります。代表的なサービスを提供しているモリサワによれば、Webフォントとは「インターネットを介してフォントを配信し、ウェブブラウザで表示させる仕組みのこと」です。試用や無料プランもありますが、基本は有料です。月2,000円程度からのプランが用意されています。残念ながら、決して安いサービスではありません。

【参考サイト】
TypeSquare(株式会社モリサワ)
http://typesquare.com/ja/

まとめ

ここまで、いかがでしたでしょうか。たかがフォントですが、非常に奥の深い分野には違いありません。情報をつなぐ、重要な役目があることをお解りになっていただけましたでしょうか。Webサイトの利用者が、快適に文字情報を入手できるように、WordPressでフォントの整備も実施したいものです。

【参考サイト】
「フォントを生み出す、書体デザイナー・藤田重信」(NHKプロフェッショナル 仕事の流儀)
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=06173