第31回 ページビルダー・プラグインで直観的にページを作成する!

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WordPressの一番難しいところ!

文章と写真・動画を組み合わせたブログ記事を、作成し公開するのであれば、WordPressの基本機能だけで十分です。とても読みやすい体裁で、読者に記事を届けることができます。

一方、企業サイトのトップページの場合は状況が大きくかわります。その理由は、ひとつのページに、いろいろな要素をレイアウトする必要があるためです。この場合、要素とは以下の通りです。

・メインビュアル(画像やそれを組み合わせたスライドショー)
・メニュー
・各種バナーへのリンク画像
  (商品、イベント、メルマガ購読、問い合わせ先など特に注目すべきページなどへ)
・最新情報
・各種SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ボタン

これらの要素を、わかりやすく整理して並べる(レイアウト)するのは、WordPressの基本機能での操作では不可能でした。プログラムを理解しているデザイナーの方に依頼するか、あらかじめレイアウトがある程度組み込まれている、WordPressのテーマを利用するしか方法はありませんでした。突然難易度が上がっていました。

そこで、この問題をある程度解決するために、ページビルダーと呼ばれるプラグインが登場しました。一言では、簡単なマウス操作により、直観的にレイアウトが可能になったプラグインをさしています。

ページビルダーはこうして使う!

それでは、具体的な操作方法を、以下のとおり概要を説明したいと思います。

1. いったん、記事作成画面からは離れる
2. 画面を小さいかたまり(ブロック)に区切る
3. 区切ったブロックに、好きな内容を入れる
4. 優先順位(表示する順番)に応じて、ブロックの位置を入れ替える
5. 修正がある場合は、それぞれのブロックを呼び出して、その中で修正する

3の「好きな内容」には、以下が含まれています。
・テキスト
・画像(写真・画像)
・プログラム(PHPやCSSと呼ばれるもの)

なお、ブロックには以下のものが含まれています。
・投稿済の人気記事の抜粋(画像や記事の要約)
・目的毎のレイアウト(ランダムに複数の記事を、ニュース風のレイアウトにする)
・複数のブロックのセット

ページビルダーの紹介

実はページビルダーのプラグインは、いくつか発表されています。今回はその中から、無料と有料のものを一つずつ紹介します。

(1) Page Builder by SiteOrigin (無料)
 https://siteorigin.com/page-builder/
最も有名です。無料ですが機能は多く、たいへん使いやすいと思います。まずはこれから、お試しされてみてはいかがでしょうか。WordPressの企業向けテーマによっては、最初からセット(バンドル)されている場合があります。

(2) Visual Composer(34ドル)
  http://codecanyon.net/item/visual-composer-page-builder-for-wordpress/242431
有料版ですが、比較的低価格です。プラグインではありますが、更に機能追加(アドオン)することができます。上記のサイトによれば、主な特徴は以下の通りです。

・どのようなテーマにも合う
・45種類以上の要素のサンプル
・60種類以上のレイアウトのサンプル
・150種類以上の第三者のアドオン

実際に使ってみた!

上記の(1)と(2)とも、筆者は利用経験があります。(1)ではVantageというテーマを利用したときに、Page Builder by SiteOriginがバンドルされていました。以下、こちらの例で説明します。
Vantage

Vantage

【導入と操作の手順】
1. 導入は通常のプラグインと同様で、インストールし有効化する
2. WordPressの固定ページで使用する(投稿記事の方ではプラグインは利用不可)
3. まずは入れ物のプロックとして行を作成(この行に複数の列を設定可能)
4. ブロックに好きな内容を、ドラッグアンドドロップで入れる
5. 内容の編集、保存
6. 表示位置などの微調整(CSSなど)
7. WordPressの固定ページの公開

ページビルダーの限界

ここまで、ページビルダーの優れている点を書いてきましたが、やはり次のような弱点もあります。これは、WordPressのプラグインとしての限界でもあります。

まず、前項【導入と操作の手順】の6にあるように、細かなカスタマイズの対応が必要です。そのためには、CSS(カスケーディング・スタイル・シート)の操作を習熟していなければなりません。

また別の限界として、ページビルダーを利用しなくなった場合に、サイトの表示が崩れてしまうことがあります。これはプラグイン利用の限界でもあります。

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。限界はありますが、WordPressでの作業を改善する一つの手段として、画期的であることには違いありません。

そもそも、Webサイトのデザインの潮流に遅れないためにも、ぜひこのページビルダーの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。とくにランディングページなど、要素を連続的に、効率的にレイアウトしていく方法に、乗り遅れないことも重要と考えています。