直帰率対策

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直帰率対策

Googleがインターネットでサービスを始めたのが20世紀最後の年である2000年です。
英語圏だけでなく、日本語への対応もかなり早かったのですが、
検索と言えばYahoo!というブランドが確立されており、
ここまですそ野が広がるまでにはかなりの時間を要しました。

当時のYahoo!検索では掲載がTOPページのみでしたので、
サイトの構成もTOPから各ページに流れて行くフローとなっていました。
現在ではTOP以外のページも検索結果に表示されてしまいますので、
サイトにあるすべてのページがランディングページになってしまっています。
このためサイトの構成はおろか、コンテンツの内容まで大きく変化しています。

サイトを作る側から見れば、TOPページから商品やサービスのサマリー、
個別の紹介ページと流れるようにストーリーが浮かんで来ると思います。
以前であれば訪問者はほぼ100%の確率でTOPが
ランディングページとなっていましたので問題はありませんでしたが、
すべてのページがランディングページとなってしまい、
むしろTOPは途中経由のページでしかなくなってしまいましたので、
掲載するコンテンツの内容も合わせて変更することも考慮しなくてはなりません。
実際に変更する必要があるかどうかを判断する基準が、
Google Analyticsで見ることが出来る直帰率と離脱率になります。

直帰率とは簡単に言えば、
訪問されたお客様がそのページだけ見て帰ってしまうケースを指します。
直帰率の計算において分母は、該当のページで始まったセッションだけをカウントします。
つまり、
セッション1:TOP → 商品サマリー → 商品A → (離脱)
セッション2:商品サマリー → 商品A → (離脱)
セッション3:商品A → (離脱)
となった場合、商品Aのページ直帰率は1/1で100%となります。
セッション1と2ではいずれも商品Aのページで離脱していますが、
セッションの始まりが商品Aのページではないため、商品Aのページ直帰率には含まれません。

また離脱率とは、訪問されたお客様がそのページを
最後に他のサイトへ遷移していったケースを指します。
離脱率の分母は該当ページを含むセッションの数となります。
つまり先ほどの例で言うと、商品Aの離脱率は3/3で100%となります。
商品Aを含むセッションは3回あり、
すべてのセッションで商品Aのページを最後に離脱しているからです。

直帰率と離脱率を判断するために、もう一つチェックすべき指標があります。
それは平均ページ滞在時間です。実際のコンテンツの分量にも依存しますが、
それなりのボリュームがあれば、
該当ページの内容を読むために数分はかかると判断できますので、
この滞在時間が長ければ大きな問題ではないと判断できます。

とはいえ、ご自身のサイト閲覧行動を振り返っていただくと分かりますが、
よほどのことがない限り一つのコンテンツを数分かけて読むことはないでしょう。
たいていの場合は、大きな見出しや文頭だけを見て
読むべきかどうかを判断しているはずです。
そこで数分も滞在してくれるお客様がいるのですから、大事にしないといけません。

直帰率や離脱率はコンテンツの内容や分野によって大きく異なりますが、
一般的には直帰率で70%以上、離脱率で50%以上と考えられます。
直帰率が高い場合、お客様が何を求めてそのページに来たのか、
お客様の目を引く作りになっているのかを検証してみましょう。

具体的には、セッション3における検索クエリを調査します。
お客様は何かを知りたいがために検索エンジンを使い、
知りたい内容を導き出すために検索クエリにキーワードを入力しています。

Googleでは、その問いに対する答えとして
商品Aのページをお客様に提案しているわけですので、
商品Aと検索クエリに使われたキーワードとはかなり密接な関係があると思われます。
実際に商品Aのページがその回答になっているのか、その関係をよく検討しましょう。
その上で直帰率が高いとなると、コンテンツの内容に問題があると言わざるを得ません。

コンバージョンを上げることがサイトの最終目的ですので、直帰率が高いと言うことは、
せっかく集客したお客様を次のコンテンツにつなげられずに
追い返してしまっている状態です。
滞在時間が長くても、次のページに移ってくれなくてはコンバージョンに至りません。
読んで満足してもらうのも良いですが、コンバージョンにつなげるための仕組みを
ページに盛り込むことを忘れてはいけません。

Google Analyticsで確認できるのは数値だけです。
その数値が果たして高いのか低いのか、
注意すべき閾(しきい)値なのかは誰も教えてくれませんし、
サイトの種類やコンテンツの内容によって大きく変わってきます。
リスティング広告は集客ツールであって、
コンバージョンに至らしめるのはサイトの作りにかかってきます。
いくら集客にお金をかけても、肝心のコンバージョンが上がらなければ意味がありません。
ご自身の体で言えば年に一度は健康診断を受けましょうと言われますので、
サイトの健康診断を受けてみて、問題点や改善点を教えてもらうのも一つの方法です。
(サイト診断の広告が入れられます)