新たな自動化機能とは

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新たな自動化機能とは

GoogleAdWordsでは、7月22日からエンハンストキャンペーンを始めました。
このキャンペーンでは新たな機能として、
いくつかの自動化機能が公開されました。
これまで手作業で行ってきた細かい設定のうち、
最適化に向けた自動化ができるようになりましたので、
その機能を3つご紹介します。

まずは、拡張CPC(CPC=クリック単価)です。
この機能は、広告のクリックがコンバージョンに
つながる可能性を過去のデータから予測し、
入札(オークション)ごとに上限クリック単価を調整します。
この機能を使うことで、現在のコンバージョン単価を変えることなくコンバージョン数を
増やすことができるようになりますので、収益率を上昇させることができます。
この機能はこれまでも提供されてきましたが、
いたずらにキャンペーンを増やさなければいけなかったり、
確認するためのレポートもそれぞれ必要になるなど、
各キャンペーンや広告グループなどをまとめることができず、
管理するための手間が非常に高くなっていました。

この点が改善され、キャンペーンや広告グループなどを
横断的に設定できるようになりました。
特にこの「横断的に」というキーワードは、
入札戦略機能でも重要な点ですので必ずチェックしましょう。

拡張CPCでは、上限クリック単価を自動上昇させることができます。
過去の行動履歴(地域、言語、時間帯、デバイスなど)を考慮し、
コンバージョンできそうな成功パターンに近い場合は、
上限クリック単価を+30%まで上昇させて入札します。
あるいはまた、コンバージョンにつながらなかった行動に近い場合は、
同様に引き下げられて入札します(引き下げの場合は-30%を超える場合もあります)。

このようにして、有益なクリックとそうでないクリックを自動的に判別します。
ただし、拡張CPCで自動調整されるのは入札全体の50%でして、最大でも75%までとなります。
このため、残りの部分については、人による管理が必要ですが、使い続けるほど、
履歴を学習し精度が上昇するようになっています。

次はディスプレイキャンペーンオプティマイザー(以下、DO)です。
Googleでは、いわゆる検索機能だけでなくGDN(グーグルディスプレイネットワーク)
という広告配信も行っていることはご存じだと思います。
このGDNにおいて広告の掲載を増やしたい場合に活用します。

ちなみに掲載する側になる場合は、GoogleAdsenseへご自身のサイトを登録します。
DOの利用はとても簡単で、目標CPA(コンバージョン単価)、
広告原稿、1日の予算を入力するだけです。
拡張CPCと同様に、過去の履歴を考慮して、コンバージョン数の増加を
狙える入札単価とターゲットを自動で設定します。
配信まですべて自動化されますので、ほかに行うことはありません。
利用に関する注意点として、DOが最適化されるまでおよそ1週間が必要になること、
パフォーマンスによっては目標CPAの設定よりも
実際のCPAの方が高くなってしまう場合があること、
最適化されるとしてもコンバージョン数は保障されないことなどがあります。

また、全自動化に伴い意図せぬサイトに掲載されてしまう場合もありますので、
1ヶ月は試運転期間として毎日レポートを確認しましょう。
掲載したくないサイトについては、
除外として設定すれば大丈夫です。

3つめは動的検索広告です。ちなみにGoogleのスタッフも言ってましたが、
基本が英語のため英語で表記された機能やツールを和訳していると、
場合によってはかなりベタな名称になってしまうようです。
この機能は他の機能とは少し異なっています。と言いますのも、
検索広告は検索クエリ(検索に使われるキーワード)に基づいて表示されますが、
動的検索広告ではサイトのコンテンツに基づいて自動的に表示されるのです。

このため、キーワードを指定したり、
サイトの追加、削除した記録(xmlのサイトマップ)を
Googleに通知する必要がなく、
個別のサービスや商品ごとに広告を作成する必要もありません。
なんか究極のサービスっぽく聞こえたのは私だけでしょうか。

この機能は、サイトで販売する商品やサービスの種類が多かったり、
頻繁に入れ替わったりする大規模なサイトの場合にとても有効です。
逆に、百ページ未満のサイトやカスタマイズ商品を
扱っているサイトには不向きと言えますので、
対象となるサイトはそう多くはないのかも知れません。
キーワードを使わない代わりにコンテンツを用いると言うことは、
これまでGoogleが収集したインデックスを元にします。
この結果、一致する検索結果に対して、
広告のタイトルやテキスト、URLを自動的に生成します。

ちなみに動的検索広告では広告を表示するための
ターゲット方法がこれまでのものと異なりますが、
上限クリック単価と品質スコアによって求められる広告ランクは、
これまでと同様に考慮されますし、
キーワードの基づく検索とも補完することになります。