検索に頼らない広告とは

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今回は検索に頼らない広告についてお伝えいたします。AdWordsに出稿する場合、広告が掲載されお客様の目にとまるのは、お客様が検索エンジンを使用した場合のみ(検索連動型広告)となります。お客様が入力された検索クエリと、あなたが設定したキーワードがマッチした場合です。お客様が検索しない限り広告が表示されることはありませんので、出稿する場合はキーワードプランナーを使って、実際の検索ボリュームをチェックします。希望したキーワードがニッチすぎるとボリュームが足りず、いくら上限クリック単価を上げたところで広告表示が一ヶ月に0回なんてこともあり得ます。それでは意味がありませんので、もっと積極的に広告表示させる方法があります。それがGoogleディスプレイネットワーク(GDN)です。

アメリカ(OPA)の調査(2010年8月)によると、インターネット利用時間のうち検索に割かれているのはわずか4.5%、メールやブログなどのコミュニケーションには20.9%、SNSなどのコミュニティには25.6%、コンテンツの閲覧には37.9%もの時間を使っているとのことです。つまり、お客様はインターネットを1時間利用した場合、検索エンジンの利用は約2.7分、コンテンツの閲覧には約23分を費やしています。ここをうまく使ってお客様にアピールするのがGDNです。
GDNはGoogleが連携しているサイト(巨大な集客を誇るポータルから個人運営のサイトまで幅広くあります)が設定している広告枠に対して、広告を配信しますので、うまく運用すれば広告検索型以上の効果を発揮することもできそうです。配信する方法は大きく分けて2通りあります。

1)広告枠で指定
Google提携サイトが設定している広告枠に対して広告を配信します。従来より使われている配信方法です。広告枠が掲載されているコンテンツをGoogleが解析し、GDNに登録したキーワードと自動的にマッチングされ、広告が掲載されます。自動プレースメントと呼ばれます。あるいは、GDNに登録されているサイトの中から、出稿者であるあなたがサイトや掲載位置をあらかじめ指定し出稿することもできます。これを手動プレースメントと呼びます。さらに、「パソコン」や「音楽」「自動車」などトピックに関連するサイトを指定して広告配信することもできます。これをトピックターゲティングと言います。

自動プレースメントでは、運用のほとんどがGoogleおまかせ(自動設定)ですので手数がかかることはありません。しばらくは自動で運用してみるとコンバージョンの高いサイト、低いサイトが見えてきますので低いサイトは除外設定をします。高いサイトは手動プレースメントに移行させて、よりコンバージョンを上げて行くようにします。トピックターゲティングでは特定のジャンルに興味を持ったお客様がよく閲覧するサイトを掲載対象に指定します。トピックを依り詳細なサブトピックに指定することもできますが、ジャンルとしてのみ指定しますので、配信状況を細かくすることができません。

2)ユーザーで指定
お客様が過去に取った行動履歴を元に広告を配信します。このため、同じサイトでもアクセスするお客様ごとに配信される広告が変わってきます。過去の行動履歴とは、どうやってそのページにたどり着いたのか、あるいはまた、過去にどのようなページを閲覧したのかを指します。1)との大きな違いは、配信される広告と掲載されるコンテンツの間に関連性が存在しないことです。たとえば自動車に関連するサイトに1)の条件で出稿した場合、自動車に関する広告ばかりが配信されます。閲覧するお客様はコンテンツに類似した広告を見かけることとなります。
2)の条件で出稿した場合、自動車に関するサイトでも、お客様の行動履歴を元に配信しますので、自動車とは関係ない転職やペットの広告が配信される場合があります。異なるサイトを閲覧しても、同じ媼広告を見かけることにお気づきでしょうか?その場合、あなたの行動履歴をGoogleは解析して広告を配信しているのです。これをインタレストカテゴリと言います。さらに条件を進めて、特定の年齢や性別を対象として広告を配信することもできます。これをデモグラフィックターゲティングと言います。過去にあなたのサイトを訪問したことのあるお客様を対象に広告を配信するのが、リマーケティングです。コンバージョンに至らず離脱してしまった履歴を元に広告を配信し、購買を促します。リマーケティングでもデモグラフィックターゲティングは使用できます。

それでは実際の設定方法を見てみましょう。AdWordsにログインし、「キャンペーン」タブをクリックします。一番右端にある「ディスプレイネットワーク」タブをクリックします。赤い「+ターゲティング方法」を押すと「広告グループ」の選択ができます。既にデータを持っているようでしたら「キャンペーンの除外設定」も行っておきましょう。無駄な広告費を削減できるはずです。
GDNの場合、検索連動型よりも出稿量が格段に増えますので、露出効果は抜群です。同様にクリック数も増えて行きますので、その分広告費も増加します。運用の仕方を誤るととんでもない費用が発生します。その点についてはご注意を。