コンバージョンまであと一歩の惜しいユーザーを把握する方法

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今回はコンバージョンまであと一歩となるリピート訪問されたお客様をどのように把握するのかについてお伝えいたします。サイトを訪問されるお客様は、初めていらっしゃる場合(新規)と複数回(リピーター)来られる場合の2種類があります。初めてですと、GoogleAdWordsの広告経由やオーガニック検索から、あるいはメルマガや知り合いからの紹介が考えられます。このような場合、お客様はページのトップや会社案内について見ることが多くなります。少なくとも興味を持ってたどり着かれたので、知りたいと思う情報やサイトの信頼性を高める情報をしっかりと掲載することが重要です。複数回来られるリピート訪問の場合、お客様の動きは初回訪問とは大きく異なってきます。それではGoogle Analyticsを使って解析してみましょう。

まずはご自身のサイトで、新規とリピートの割合を把握します。「ユーザー」→「行動」→「新規とリピータ-」を選択します。サイトの種類によって違いはありますが、一般的な基準として新規のお客様の割合が40%未満の場合、集客に問題がある場合が散見されます。リスティング広告やSEOなどの施策を施す必要があるかもしれません。

次にどのようなコンテンツを閲覧しているのか確認します。「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択します。次にセグメントを設定します。ページ上部の下向き矢印「^の逆向き」をクリックしセグメントを表示させます。その中から、「1回だけ訪問したユーザー」、「リピーター」、「新規のユーザー」にチェックを入れます。色別に折れ線グラフが表示されるとともに、その下には各ページの状況が出ていると思います。

「1回だけ訪問したユーザー」とは、その名の通り集計期間内ではリピートに至らなかったケースです。至らなかった原因としては、1)間違ったお客様を誘導してしまった、2)意図した情報が見つけられなかった、などが考えられます。続いて「新規のユーザー」と「リピーター」で各ページの状況を比較してみましょう。閲覧するコンテンツや滞在時間がそれぞれ異なっていることと思います。ところで、セグメントの中には同じような意味の言葉がいくつか出てきます。良い機会ですので定義をしっかりと覚えておきましょう。

「新規のユーザー」と「1回だけ訪問したユーザー」、あるいは「リピーター」と「複数回訪問したユーザー」 文字だけを見ると違いがさっぱり分かりませんね。正しくはGoogle Analyticsでのカウント方法が異なっているのです。「新規のユーザー」と「リピーター」では、訪問数をカウントしていますし、「1回だけ」と「複数回」はユーザー数をカウントしています。

実はそれまでGoogle Analyticsではユーザー数をきちんとカウントできない難点がありました。2013年の夏〜秋頃より前に書かれたGoogle Analyticsの説明記事の多くには、「新規」と「リピーター」についてユーザー数ではなく訪問数に関する定義であると書いてあるはずです。(当時は・・ですが)それはそれで間違っていません。2013年の秋にGoogle Analyticsが大きく機能アップし、この弱点を克服しました。そこで新しくセグメントに登場したのが、「1回だけ訪問したユーザー」と「複数回訪問したユーザー」なのです。

ちなみにおさらいですが、新規のユーザーとは新規の訪問であり、リピーターとは再訪問を指します。また、「新規のユーザー」とは設定した集計期間とは関係なくGoogle Analyticsを使い始めてから現在まで期間中に初めて訪問したユーザーのことです。「リピーター」とは2回目以降の訪問をカウントします。大丈夫ですよね。

セグメントで用いる言葉の多くはこれまで通り「訪問数」を前提としています。ユーザー数となるのは、前述した2つの他には末尾に「ユーザー」が入る4つ(サイト内検索を実行したユーザー、コンバージョンに〜ユーザー、購入したユーザー)だけです。ユーザー数ベースで集計する場合、過去90日までしか遡れません。設定しても自動で90日間に区切られてしまいますのでご注意ください。

今回は新規のお客様とリピーターの動向について差分を把握することでコンバージョンを上げるための手法を検討しました。もちろん一回の訪問でコンバージョンしてもらえるに越したことはありませんが、何度も訪問すると言うことはあなたのサービスや商材に少なからず興味を持っていることを示しています。コンバージョンまでにどのような情報が足りないのか、迷っているお客様を一押しするための工夫とは何かをこの分析でくみ取ってください。この他には、「コンバージョンに至ったユーザー」と「至らなかったユーザー」との差分、リピートした結果コンバージョンに至ったユーザーと至らなかったユーザーの差分を調べてみるのも効果的です。