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2010年06月03日
ここのところのソフトバンクは勢いがある。iPadやUstreamなどIT業界の話題の中心にいる感じがある。そして先日ヤフーとタオバオの提携が先日発表された。中国におけるタオバオのシェアは8割あると言われている。インターネットで何かを買おうとしたとき、必ず利用されるサイトと言っても良いシェアだ。
EC向けの業界紙を発行している編集者の話によると、日本でECをしている企業で、中国の市場に進出したいと考えている企業は非常に多いという話だ。中国進出をサポートしている企業は数多くあるが、タオバオとヤフーの提携で業界地図はガラっと変わってしまう(しまった)と言ったほうが良いかもしれない。中国への進出は、ヤフーショッピングから始めれば良いのだから。これは中国進出をサポートしてきた業界にとっては恐ろしいことかもしれない。
ただ、まだまだと感じるところもある。ヤフーショッピングからタオバオのサイトを見ると、笑えるほど翻訳が崩れている。それが商品名なのか何なのかすらも分からないほどの日本語だ。中国から見た日本語のサイトはどうなっているんだろう。
また模造品の問題やそうじゃなくても品質の問題もあるかもしれない。タオバオで売られている商品を見るとどれも驚くほど安いし、オススメされている商品が日本人にとって気に入るものかどうかも果たして分からない。買ってみたは良いが、友達に「何それ」なんて言われるのは嫌だ。
一方中国側からは日本の製品は模造品がなくて安心できるらしい。もちろん高額ではあるだろうが、日本の製品を買いたいと思っている顧客はたくさんいるみたいだ。家電量販店にツアーにくるくらいなのだから、お金には余裕があるのだろう。
中国進出、ECといえば、楽天が中国進出したのも記憶に新しい。中国検索最大手のバイドゥーと提携をした。もちろんシェア8割のタオバオとの提携を望んでいたとしてもおかしくはないだろう。
しかしそれは、はじめから叶わない夢だった。タオバオの親会社であるアリババにソフトバンクが出資していたからだ。アリババに出資したときにこうなることまで予想していたかどうかは分からないが、少なくともこのような未来もあり得ると思ってはいただろう。さすがIT業界話題の中心にあるソフトバンク孫社長である。